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【茨城・波崎】初めての企画挑戦、メヌケ・アコウ仕立て

釣行日 :2015/04/25
天候  :晴れ・シケ
場所  :波崎 仁徳丸
ポイント:犬吠沖
同行者 :すずきんさん、MIKKAさん、たー坊さん、マルソータさん、ケンイチさん、いとうちゃん、満留和さん
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仲間たちの希望を是非叶えたいと思っていました。

集合写真2

・深場の釣りをやってみたいんだけど...
・深場の乗合船は敷居が高くて
・8号800m巻のリールは持っているけど、なかなか活躍する場が無くて
・キンメはフルレンタル・システムあるけど、アコウメヌケにはないね
・近場の深場だとなかなか魚が釣れないよね


今までこんな話を何回も聞いてきました。

色々やってきた人には感じないことかもしれませんが、色々経験してみたい、初めての美味しい魚を食べてみたいと思う人にはチャレンジなんですよね。

先日メバル五目で波崎を訪れた時に、仁徳丸の三橋船長に相談してみました。

まる 「メヌケを仕立てようと思うんだけど、何人くらい居ればできる?」

船長 「8人位かな?」

まる 「8号800mでもできるよね。12号1400mのタックルと混ざっても、座席を分けてオモリを変えれば大丈夫かな?」

船長 「そうだね、そんな配慮ができれば大丈夫だよ。乗合船でも混ざる事あるからね。」

まる 「じゃあ8号はオモリ400号、12号はオモリ500号でやりますか。仕掛けのハリ数も制限するようにしますよ。」

船長 「X-4だと無理が掛かると、電源ケーブルやリール本体のトラブルになっちゃうからね。」

まる 「参加者が集まるか?企画してみますよ。揃ったらお願いします。」

船長 「楽しみだなぁ、メヌケの仕立てはそうそうないからね。是非お願いします。潮が速くなる前の方が良いでしょうね。」

まる 「判りました、仲間に道具を持っている人は多いからやってみましょう。」


で、早速ブログにこんな告知を出してみたら、

あっという間に8人集まってしまいました。

皆さん思いは同じだったと言う事でしょうか?

とんとん拍子に話はまとまり、お天気も皆さんの日頃の行いが良いせいかバッチリです。

集合は波崎港に3時半、全員眠さに負けず集まりました。

今回開催案内のメールを送る時に、次のように書いておきました。

とにかく全員で8匹以上釣りましょう。
そうすれば最低1匹はオカズを持ち帰る事ができます。
たくさん釣った方は幹事権限で供出していただきますので、ご協力お願いします。


8号チーム5名はトモ寄りに、12号チーム3名はミヨシ寄りと座席が決まっているので、それぞれでくじ引きをしました。

前から、まるかつ、MIKKAさん、ケンちゃん、マルソータさん、いとうちゃん、すずきんさん、たー坊さん、満留和さんの順です。

準備が整ったら全員キャビンに入って仮眠です。

仁徳丸はリクライニングシートもあり、横になれるスペースもあり、8名全員がゆったりと移動時間を過ごすことができます。

船長の

「間もなく着きま~す、準備してくださ~い。」

のアナウンスでゾロゾロと起き出します。

片舷8人

初めての人には緊張の第一投、人によって船べりの磁石板に並べての投入だったり、掛け枠からの投入だったり様々です。

まるかつは10本バリ仕掛けを掛け枠に巻き、2組を交互に使う作戦、トモから入れていきますのでビリっけつです...。

用意したエサは、スルメイカ・サバ・カツオはらも・アナゴの短冊です。

今日の仕掛け

トモから投入し無事に8人全員の仕掛けが入りました。

魚が食ってくれるか? 一番ワクワクする瞬間です!!

皆思い思いに棚を取り、糸を巻いたり出したり操作してアタリを待ちます。

往きは追い風だったので感じなかったのですが、結構北東が強く吹いていてミヨシはジェットコースター状態。

1投目2投目はアタリも無く空しい巻き上げでしたが、隣のMIKKAさんにメダイが来て、トモの満留和さんに小さい本命が来たらしいという情報が入ってきました。

写真を撮りに行きたいところですが、大揺れの船を移動して一番前から一番後ろまで行くのは...。

もぞもぞしたアタリは来るのですが、ダボ(ギス)やカラスザメ位しかくっついてきません。

3番目のケンちゃんが、良いアタリがあったと早目に巻き上げると、ゆら~りと赤い影が浮上しました。

ケンちゃんアコウ3

船中2匹目です!!

その後本命からのラブコールは無く、黙々とシケの海に投入・回収を繰り返します。

ちょっとポイントを移動し、船長から

「今度は根掛かりするポイントなので気を付けてやってください。」

とアナウンスがありました。

仕掛けを入れ、底を取ったら弛ませない様に注意してアタリを待ちます。

今日のタックル2

数回底を取り直したところで、

グングングン!!!

とても400m以上も先からとは思えないような明確なアタリです。

良いアタリ1

隣のMIKKAさんにも、その隣のケンちゃんにもアタリが来た様子。

ここからが腕の見せ所です。

かけ上がりだと聞いていたので、少しづつ送るようにしながら道糸の張りをキープするように操作。

暫く待って早目に巻き上げる事にしました。

オモリは根掛かり、ドラグをフルロックにして巻きを入れると旨い具合に切れてくれた感触。

リールが巻ける様になり上がり始めたのですが、竿の曲がり方が半端ない状態です。

「あれっ?オモリ切れなかったのかな?」

道糸がピキピキ言う程のテンションです、海が悪くウネリで船が持ち上げられるのでドラグ調整をしっかりしてスローで粘り強く上げていきます。

先に巻き始めていたケンちゃんが2匹目の本命を取り込みました。

これは!!

自分たちの道糸の先にも赤い魚が付いている確率が上がったと、隣のMIKKAさんと盛り上がります。

残り70mを切ると道糸が斜め前に流れて行きます。

これがメヌケ・アコウの特徴、浮き始めたんです!!

そして、かなり離れた所にポコン、ポコン、ポコン...ポコン、ポコン。

アコウ提灯行列
【写真提供:仁徳丸三橋船長】

道糸を手繰り寄せてくると、MIKKAさんの道糸とオマツリしています。魚を取り込みながら仕掛けを切っていくと

MIKKAさんの竿の先にもアコウがポコン、ポコン、ポコン、ポコン。

MIKKAさんアコウ
【写真提供:仁徳丸三橋船長】

まるかつアコウ2
【写真提供:仁徳丸三橋船長】

オモリはやはり根掛かりで切れていました。魚の重みと潮の抵抗だけであれだけ竿が曲がったのですね。

ミヨシで大騒ぎしている間に、胴の間ではいとうちゃんが静かに本命ダブル!!

この流しだけでアコウが14本、これだから止められません。

8点掛け

桶から溢れる

この後、ラスト一流しをやりましたが型を見る事はできませんでした。

残念ながら全員本命ゲットとは行きませんでしたが、全員オカズを持ち帰る事はできました。

固くリベンジを心に誓う人も居るでしょうし、

これでメヌケ・アコウ釣りが好きになっちゃった人も居るでしょう。

MIKKAアコウ

北東風が強く海が思いのほか悪かったので釣りにくかったですが、この企画は半分だけ成功でしょうかね。

参加していただいたみなさん、お疲れ様でした!!

【今日の獲物】
アコウダイ(7)47~57cm、1.5~2.6kg
アブラボウズ(1)63cm、3.7kg
カラスザメ(1)40cm → リリース
ギズ(1)50cm → リリース

【今日のお料理】
アコウダイ:ちり鍋、刺身、にぎり寿司、あこ汁、バター焼き、兜煮、中落ちの柚子胡椒和え、ストック、仲間にお裾分け
アブラボウズ:刺身、味噌漬け、煮付け、蒸し物(検討中)

【今日のタックル・仕掛】
竿:alpha tacle DEEP INPACT WHXⅠ
リール:ミヤマエコマンドX・9SP PE12号1400m
オモリ:500号
仕掛:胴突き10本バリ、幹糸30号枝間180cm、ハリス16号70cm、ムツ太地20号、捨糸14号150cm、ヨリトリ具、中オモリ、ピンク・黄色タコベイト100mm半割り

【エサ】
スルメイカ、サバ、アナゴ短冊(持参)
【費用】
乗船料:20,000円

【交通費】
4,200円(2人割り勘)



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コメント

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No title

提灯行列、幹事としての面目はたった
どころか、最高でしたね。
皆さんお土産ついてすごいすごい。次こそは自分が提灯行列だ
そう思った釣り人も多々いたのでは?
おめでとうございました。

(この魚を見ると自分のスネがパックリ切れた時の事を思い出してしまう私です(笑))

No title

記事アップ前に、仁徳丸さんの釣果情報を見て状況をチェック済みでしたが、現場の楽しさが伝わってきました。
今月、私も相模湾で、初メヌケとアブラボウズが釣れ、元後輩も、初アコウダイをゲット。
冬とは状況が違うと感じましたが、うまい人の釣り方は、さらに違うなと、驚かされました。
提灯で、アコウとアブラボウズとは!
料理記事も期待しています。

こんばんは。
幹事さんとしてはほっとした感じでしょうか。
こんな丸々とした大きい赤い魚が提灯行列したら、
気が狂うほど嬉しいでしょうね。

No title

提灯行列見事ですね、
全員ゲットとはいかずとも、全員お土産のミッション達成で幹事さんとしてはホッとされたのでは、
おめでとうございます。

No title

お~、ちょうちん行列やりましたね^^v
深場やってると道糸ピキピキはわくわくモンですよね~♪
みなさんのオカズ確保できてよかった、よかった^^

No title

あたしも大洗沖に浮かんでおりましたが
浅瀬でも予想以上の北東の風で結構うねうねと寒さがきつかったんで 沖ではなおさらだったんでは!?^^;
幹事が先頭に立って 皆のおすそ分を確保でき
ホッとしたことでしょ~
リベンジに燃えてる方々の顔が 目に浮かびます^^

No title

"deepzoneに嵌ると二度と抜け出ることはない”と
私の師匠から忠告をうけております。!(^^)!
深場の道具は高いので、私には無理かなぁ~
でもこんな提灯行列を見てしまうと誘惑に駆られます。
お疲れ様でした。

No title

スゴイ、スゴイ! 幹事さんの面目躍如、最初のアタリから行列させるまでの釣技は、やはり一朝一夕で習得できるものではないですね。
ワタシもやってみたいですが、やはり敷居が高いかな?(^o^;)

No title

お疲れ様でした。
海悪かったし釣れなかったけど楽しかったです。
この釣りは”一発当ればOK”なんで最後まで期待感を保てます。
ましてや、8点掛けなんて大技見せられちゃなおさらでした。
個人的には、アコウ連敗継続中なので、次の機会には何とか!と思ってます。^^vv

お裾分けありがとうございました。
きっちり捌いて、生ごみが極端に少ないです・・^^;;

ありがとうございました

残念ながら、アコウの顔は見れませんでしたが、お土産もらってこれから食べるのが楽しみです。
いろいろ勉強になりました。
また、トライしたいものです。

No title

まるかつさん こんにちは^^
これぞメヌケの提灯!!
読みながら”すげえっ さすがっ”って声に出しちゃってました。
暖かくなってきましたが汗をたらしながらの鍋も
美味しそうですね^^

No title

きよりんさん>
一発大技が出て良かったです。
>幹事としての面目はたった
こう言う感覚はあまりないのですが、何とか全員がアコウを味わえるようにしたいと思ってました。
ラス前まで、暗雲垂れこめていましたからね...、急に快晴になった気分でしたよ!!

No title

okuboさん>
この大技が出なかったら、どうなっていた事か...。
海が悪かったので巻き上げに時間と気を遣いました。起死回生のチャンスですからね、失敗したら大変とドキドキしてましたよ。
でもこれが深場釣りの醍醐味じゃないでしょうかね!!

No title

ヨシケンさん>
やった~!!ってガッツポーズでした。
皆も「これで食べられる!」と大喜び!!
>気が狂うほど嬉しいでしょうね。
ちょっとオーバーな気もしますが、的を得た表現化もしれません。
深場挑戦の目標が近づいたんじゃないですか?

No title

かんこさん>
誰がやってくれても良かったんですが、大きなリールを使っていた3人じゃないと大技は厳しいだろうなと思っていました。
ハリ数を減らせばX-4でも十分釣りになる事を確認できただけでも収穫がありましたね。

No title

あかべーさん>
あのピキピキはわくわくも凄いけど、ドキドキも半端ないですよ。
もしも道糸に傷でもあって飛んじゃったらどうしよう、確か繋いだところがあったんじゃないか?と気が気じゃありませんでした。

No title

マルッチPPさん>
予報で北東が吹くことは覚悟してはいたんですが、思いのほか早く強く吹いてしまいましたね。
10~15m位吹いていたんじゃないでしょうか?船が大きいから問題ありませんでしたが、潮回りの時はミヨシが波に突っ込んで、船上はナイアガラ状態でしたよ...。
撃沈だったらダメージ大きかったかも。

No title

汐留さん>
ガツン中毒も注意していながら掛かってしまいましたよね。
いくら注意しても無理ですよ。もうやってみたい気持ちは120%になっているんですから。
早いか遅いかだけの違い、もうそこまで忍び寄ってきていますよ。
深場の深みに落ちてみませんか??

No title

スパ郎さん>
本人はそれ程自覚はしていないのですが、きっと本屋ネットには出ていない小技が色々あって、それが引き出しに仕舞われているんでしょう。
長い間やっているのは事実ですから、その間に自然と蓄積されたんでしょうね。

No title

すずきんさん>
そうですよ、釣りは最後の最後まで諦めちゃいけません。
たまに釣れないからと早仕舞いする人がいますが、それは逆でもう魚はいらない時に早仕舞いするんです。
最後の1投で起死回生って経験は何回もしていますからね。
そろそろ連敗を止めておかないとね!!

No title

マルソータさん>
料理はお手の物でしょうから、まずは1匹食べてみて美味しさをしっかり確認・記憶してください。
そして次はリベンジ、必ずいつかどこかでチャンスが来ますから自分の手で釣り上げてください。
その獲物はきっと10倍美味しく感じると思いますよ。

No title

げん父さん>
おぉ、まるかつの心が読めていますね。
エアコン入れてでもシーズン最後の鍋をしようと材料を仕入れてきたところですよ。
シンプルにアコウ・白菜・豆腐・白滝・キノコで行くつもりです。
汗かきまくっちゃうけど、締めはにゅうめんです!!

No title

まるかつさん、ご一緒させていただいておありがとうございます。初めての深海でしたが、おかげ様でビギナーズラック出来ましたし、まるかつさんの提灯行列も拝見でき、深場の魅力をこの目で見ることができました。
ありがとうございます。

ただ、お後が悪くマルソータさんにはご迷惑かけてしまいました。

No title

まるかつさん、

お隣で色々とお世話になりまして、ありがとうございました。
前回のアコウ釣りは(まるでマルソータさんみたいに)300メートル高切れしてさんざんだったので、今回はリベンジできて、本当に本当にうれしかったです。

海が悪くて全身水浸しで、風が強くて仕掛け扱いに難儀して、しかも潮が流れていなくて一番下の針にしか魚がかからない状態だったので、「なんでこんな思いまでして船の上にいるんだ~」と気分がどよよんとしかけていた頃にやってきた幸運に、全ての苦労がふっとびました。ドラマは突然やって来るんですね。

それにしても、きっちり全員分のおみやげ確保する まるかつさん、凄すぎる~。

No title

満留和さん>
見事船中1本目を上げ、おめでとうございました。
ちょっと型が不満でしょうが、追加の1本で食べる方は味わえるようになったでしょうか?
道糸トラブルの件はもう忘れましょう。ただし同じことを繰り返さないように肝に命じておきましょうね。
マルソータさんもすっぱり水に流してくれたと思います。
仲間内の仕立て船の良い所です!!

No title

MIKKAさん>
最終コーナー回るまで難行苦行の修行釣りでしたが、海の女神さまはちゃんと見捨てる事はありませんでした。
全ての辛い事嫌な事が吹っ飛んでしまったでしょ、これが深場の醍醐味ですよ。
今回はお隣になったので色々話ができて良かったです。
これからも色々参加してください、よろしく。
(船宿のポイントカード預かっています)

No title

まずかつさん、
おおお、これぞ深場釣りの醍醐味、やりましたねっ!
錘が飛んでもミチイトがピンピンに張っての巻き上げは堪らんですからねぇ。
今回は前寄り有利?それともスーパーハードタックルが有利だったんですかね?
1投で良いからこれが欲しいんですが、毎回というわけにはいかないし、全員というわけにもいかないし、これまた深場の面白さなんですよね。
GW、近場の予定だけど、こんなの見せられたら深場にしちゃおうかなぁ。

No title

りんりんパパさん>
ラス前の1投に限れば前有利だったんでしょうね。
トモから入れ同時巻き上げなので、ミヨシは仕掛けが入ってる時間が短く不利なんですが...。
丁度良い駆け上がりに入ったんでしょう。
8号800mチームは針数5本に制限したんだけど、もし全部食ったらまともには上がらないだろうね。
そんな思いもしてみてもらいたかったんですが。
まぁお土産アリでOK牧場ですね!

No title

お疲れ様でした。
あの提灯行列、さすが師匠です。
いつまでたってもかないません。
また誘ってください。

No title

ケンちゃん>
たまには師匠らしいところを見せておかなくちゃ。
最近は駆動系の故障もあり、内部の部品も壊れてきていますので無理が利かなくなってます。
大技を繰り出すには経験だけでなく、体力・気力も必要だからね。