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【危機一髪】日曜深夜の一大事

奥方様が死んでしまうかと思いました...

夜の救急車
(写真は記事とは関連ありません)

***** アレルギーに関する話、長文です。興味のない人はスルーしてください。 *****

***** 釣り人、魚好きには大切な内容かもしれません。 *****


アナフィラキシーショック...聞いたことがありますか?

良く聞くのはスズメバチに刺され、2回目に刺されると激しいアレルギー反応が起きて死に至ることもあるという話。

これはハチの毒だけでなく薬品や食品でも起こり得ることみたいです。(発症までの時間の違いだけ)

先日の日曜日深夜の事でした。

うちは2階に奥方様とにゃんこ、1階にまるかつが寝ています。(まるかつの鼾が原因らしい?)

0時前頃に、寝ている部屋の扉が開いたかと思ったら、

「お父さん、なんだか変気持ち悪#$%&’()。」

と言いながら倒れて嘔吐。

慌てて飛び起きて駆け寄ると、気を失っています。

嘔吐物で喉を詰まらせると大変なので横向きにさせると呼吸が...。

慌てて背中をたたきながら、意識を確認すると

やっと息をしだしました。

「息は吸えるか???呼吸しろ!!!」

叫びながら背中をさするとやっと意識が戻ったらしく、

「お父さん助けて。」と弱々しく、

そしてさらに嘔吐。

これは尋常じゃないと思い、すぐに横にある電話から救急通報。

よく見ると、全身に蕁麻疹、気を失ってリビングのフローリングに左から倒れたらしく

左目の下と左腕のぶつけた所が腫れています。

どうやら頭は打っていない様子、不幸中の幸いでした。

少しだけ状態が落ち着いたのですが、救急隊員が到着して事情説明をしながら

救急搬送となりました。

運ばれた先はすぐ近くの救急指定病院、大きな病院です。

救急隊員の判断よりは遥かに重篤らしく、急いで処置が始まり一段落したところで

医師と看護師の会話が聞こえてきました。

「ICUだな、空いているかすぐに確認して。」

ガーン!ICU!!

集中治療室だよね、俺が手術後に一晩入った所。そんなに酷かったのか?

死んじゃうのかも...。

ICUに運ばれた後で医師から説明がありました。

食べた物が原因のアナフィラキシーショックと思われる。
何とかステロイド(専門用語・薬剤名多発)を打って落ち着きつつある。
今は落ち着いたが再度発症する可能性があるのでICUで観察する。
アレルゲンの特定のため血液検査を実施する。

緊急連絡先等を書いて、入院申込書を持って一時帰宅することになりました。

気が付けば財布や保険証と携帯はカバンに入れてきたものの、

寝巻きにパーカーを羽織り、裸足にサンダル姿でした。。。。

帰りがけに救急対応の看護師さんが、

「救急車を呼んだのが正解でしたね。」

と言ってくれたのが心にじーんと沁みました。

時間は3時前、こんな時間でも大きな病院だとタクシーが待っていてくれるんですね。

乗ればものの5分で帰宅。

家には怯えた表情のにゃんこが2匹出迎えてくれましたが、怖がって布団にもぐってしまいました。

夜に食べた物は、

マトウダイのにぎり
新ワカメのしゃぶしゃぶ(大根おろしだれ)
コロッケ


同じ物を食べたまるかつは何とも無し。

食後4時間位で発症、過去にもサバで2回嘔吐、下痢、蕁麻疹を経験していますがこんな酷い症状ではなかったです。

その時の医師の診断も新鮮なサバだしヒスタミン中毒でもなさそうだけど不明でした。

それ以来サバは食べなくなった奥方様ですが、今回は何で?

一番疑わしいのはアニサキス・アレルギーアニサキス症ではない)ですが、血液検査の結果を待つしかありません。

そんな事を調べたり、ニャンコを落ち着かせたりしていたら夜が明けてきてしまいました。

時間を見計らって必要な所に電話やメールで連絡、二人とも仕事は休まなけければなりません。

「あぁ今日は月曜日だった、ゴミを出さなくちゃ。」(一度も出したことはないけど曜日は知っています)

「こんな時はちゃんとご飯を食べなくちゃ!」

と納豆ご飯を食べ、コーヒーを1杯飲んだりして、夜中も朝も電話が無かったのは良かったとしみじみと思いました。

指定の10時に病院に着くと、奥方様はすっかり良くなり発疹も全て消え気持ち悪さも消えていました。

朝のチェックで退院してOKとの診断が出ていましたが、アレルギー専門の医師が午前中外来なので昼過ぎまで待たされることに。

「お腹が空いた。」

小声で奥方様が言うので、看護師さんに確認して1Fのコンビニでお茶とおにぎりを購入。

午後に若い女性医師が現れると、細かい問診と見解の説明を受け、今後の方針を相談しました。

やはり全ては血液検査の結果を見てからと言う事になりました。

専門家は違いますね、普通の内科医では答えてもらえない質問にも的確に話をしてくれました。こちらの魚とアニサキスの情報量には驚いていましたが、冷静に話を聞いてくれましたよ。

入退院同時手続きを終えて帰宅したのは2時半。

疲れ果てた二人は最低限の事をやったらバタンキューでした。

暫し寝て、

「お腹空いた。」(またかよ!)

と言うのでヒラメのメンドリアを作りましたが、奥方様用はヒラメの代わりに茄子でした...。

結果が出るまでしばらく奥方様は魚(海産物)は避ける方針です。

自分の分だけ魚料理作るのもなぁ...。

まだ結論が出た訳じゃありませんが。

普段は、

「どうせお前が先に死ぬんだから看取ってやるよ。」

と言われているので、先に死なれちゃ困るんです。

今後は緊急対応用のエピペンを持ち歩く事になっちゃいました...。



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コメント

非公開コメント

びっくりなさったでしょう。
無事回復されたようでなによりでした。

実は、私の家の方も同じ症状で救急車お願いしたことがあります。
その時も大事にならずに済みました。
救急治療システムってホントにありがたいものだと思います。

お魚料理も暫くは制限ですね。
お大事に。

大事に至らず何よりです。
自分もアニサキスアレルギーあります。体調にも寄りますが、蕁麻疹が出てしまうことも。その時は速攻救急外来です(~_~;)
アレルゲンが海産物系でないと良いのですが!

まるかつさん
大事に至らず、まずは一安心ですね。
しかし、日常で普通にあり得る事なので怖いです。
あとは、結果が気になるところですね。

大変でしたね。大事にいたらずなによりでした。アレルギーは外食時も気を付けないとなりませんね。それにしてもまるかつさんが家にいる時で良かった。週末に釣りで不在だったらと思うとゾッとします。家人が何度も救急搬送を経験していますが本当に心配しますし余計なことを考えてしまいます。そんな時こそ、そんな時だからこそ落ち着いてご飯を食べる。日常に近い状態を保つことが大事なんですね。奥様、お大事に。以前より元気にな~れ!。

大変でしたね。
原因物質が特定できていないのが心配なところです。
私も多少アレルギー(花粉、ダニ)がありますが、
加齢によりアレルギー症状が変わるのか、
最近は何らかの甘味料でもアレルギー症状が出ることがあります。
カロリーゼロ系のやつです。
お大事にどうぞ。

(T_T)本当に良かった・・・元気になられて
色々な事でタイミングがちょっとずれていたらと思うと。
みんな良いタイミングで本当に良かったです。

アニサキスアレルギーは怖いです
違うと良いですね。
私も夜中に高熱と蕁麻疹、吐き気と大変な思いをしましたが
アレルギーのお薬を飲んで事なきを得ました
でも今度なったら・・・ダメかも。

海産物の中にアレルギー源が無いと良いですね。
いつも以上に奥様の大切さ実感されたと思います。
本当に本当に良かったです。お大事にとお伝えください

まるかつさんの適切な処置で女房殿は一命をとりとめたのだと思います
お大事にしてください

大事に至らなくて良かったですね。
自分が具合悪いのも困るんですが、奥さんの具合が悪いのはオロオロしちゃって、冷静でいられなくなっちゃいますよね。
我が家も、いつどっちが具合悪くなってもおかしくない年代になってきてますので、心構えだけは持ってなくちゃ。
それにしても、アレルギー症状、怖いですね。
魚が原因でないと良いですね、一人分の魚料理では作る張り合いないです・・

大事なくて良かったですね。
私の場合は父が生前、夜中にテンカンの発作を起こし、何度も救急車に乗りました。救急車って落ち着かないし、緊張しますよね。
ハチさされによるアナフィラキシーショックは知っていましたが、食品でも起こるんですね。初めて知りました。
奥様、お大事になさって下さい。

大変だった ようですが
大事にならず 良かったですね
料理を作る身になると
びくびくです
お大事になさってくださいませ

夜中、奥様の声の小ささ、驚かれたことでしょう。

大事にならずよかったです。
最後は奥様のお腹空いたへの返しもあって、深夜のまるかつさんと安心したまるかつさんの気持ちも見えてこちらも安心しました。

お魚料理は結果が出るまではというより、奥様のお気持ちですね。

お体には十分にご自愛ください。

まるかつさん こんばんは

大事に至らず本当に良かった。
ちょっと震えながら読ませていただきました。
原因がはっきりわかれば対処法もあるはず。
どういう結果が出るにせよお体にはお気を付け下さい。
救急車を呼ぶことが正解、まるかつさんのとっさの判断力は
すばらしいですね。

大変でしたね。
まるかつさんのとっさの救急対応の判断が奏功して、命にかかわることがなくよかったですねと申しあげるほか、言葉がございません。

これからゆっくり2人の時間を過ごせるはずですから、お体には十分気を付けてお過ごしいただければと思います。

驚きました。
そういうことがあるんですか。
でも大事に至らなくて何よりでした。
穏やかに回復なさりますように。

大事に至らず…奥様ご無事でなによりです。
でも怖いですね。まずはお大事にされて
ください。<m(__)m>

満留和さん>
ありがとうございます。
アレルギー反応は今回で3回目だったのですが、過去に見たこともない激しい症状で大変驚きました。
まずは自分を落ち着かせなくちゃと思いながらも、気が動転していくのを感じざるを得ませんでした。
一つ間違えたら...と思うとゾッとします。

アッキーさん>
ありがとうございます。
過去三回の共通点が生の魚、サバ・サバ・マトウダイなんです。
サバは生も加熱も食べなくなっていたのですが、盲点でした。
結果が出てみなければ判りませんが、アニサキスアレルギーの可能性が大だとみています。
でも先生の見立てでは発症時間が遅いので??と言っておられました。

なべちゃん>
ありがとうございます。
日常のすぐ傍にこんなリスクが潜んでいるとは...。
このまま息が止まってしまうのではないかと、パニックになりそうでした。
すぐに自発呼吸が戻ってくれたので落ち着きを取り戻す事ができたんだと思います。

印刷屋さん>
ありがとうございます。
>それにしてもまるかつさんが家にいる時で良かった。
本当にその通りだと思います。
家にいても2Fで倒れた場合は気づけなかった可能性もありました。
今回は何とか運命の歯車が助かる方向に回ってくれたんでしょう。

ヨシケンさん>
ありがとうございます。
今回の事をきっかけに周囲からいろいろな話を聞けました。
意外やアレルギー持ちの人が多いこと、そのアレルゲンが多岐に渡っていることなどです。
かなりの量の血液を採取して今検査中ですが、特定できるかどうかはわかりませんからね。
過去三回の共通点がキーになりそうですけど。

きよりんさん>
ありがとうございます。
結果はまだですが、アニサキスとなると特定の食品でない分気を付けなければならない食品を特定できず大変そうです。
また飲み続けている薬(漢方等)との関連性も指摘されています。
きよりんはアレルゲンの特定はできているの?この際しっかり調べておいた方が良いかもね。

天和さん>
奥方様は毎日「お父さんに助けてもらった。」と言ってます。
日ごろおまえ扱いでなじられていますが、居なくなったら困りますので...。

すずきんさん>
ありがとうございます。
ほんと、何が起きてもおかしくないお年頃になってきましたからね。
この一件で急に釣りを止めたり、魚料理を中止したりするのも悲しい気持ちになってしまいますので。
同じ料理を食材を変えながら料理する工夫をしていこうと思っています。
奥方様が海産物禁止になったら猶更ですね...。

みっちゃん>
ありがとうございます。
救急車は自分で乗ったことも、付き添いで乗ったこともありますが、今回の緊張感は半端なかったです。
でも救急隊員の反応はそれほど危険だとの認識は感じられなかったのですが、救急医師の反応が遥かにすごく、いかに重篤な状況だったのかを思い知らされました。
嫌ですね救急車、でも世の中に必須なシステムだと再認識しました。

マルッチPPさん>
ありがとうございます。
検査結果が出るまでは当面海産物禁止の方針にしています。
でも細かい事を言えばだし(かつお・昆布)はどうなの?とか、買ったものや外食などは何が入っているかも判りませんからね。
徐々に勉強しつつ経験を積み重ねるしかないかもしれません。

今やん>
ありがとうございます。
もう一生意識しながら付き合うしかないんでしょうね。
「もうお寿司は食べられないのかな?」
ぽつりと奥方様が言った言葉が可哀そうでした。
自分だけバクバク食べる訳にもいきませんが、一緒に全く止めるのも不自然なので、上手に工夫してやっていこうと思っています。

げん父さん>
ありがとうございます。
一段落したとき、躊躇せず119通報した自分を褒めてあげたくなりました。本当に助かって良かったです。
もしも呼ばずに最悪の事態になってしまっていたら...激しい自責の念が残ってしまったでしょう。

マルソータさん>
ありがとうございます。
昨年暮れに前から興味があった救命救急講習を受けたんです。
今回は人工呼吸や心臓マッサージの必要な段階まではいきませんでしたが、その時に学習した事やとっさの行動の教えなどは役に立った気がしています。
チャンスがあったら是非受講しておいた方が良いですね。

アナゴざん>
ありがとうございます。
身近にこんな恐ろしいリスクがあるとは夢にも思っていませんでした。
日ごろ何気なく食べている食品ですからね...。
これからの食生活への影響がちょっと心配です。

しおどめさん>
ありがとうございます。
日ごろあれやこれや文句を言われたり、虐げられたりしていても最後は二人の老夫婦ですからね。
助け合って生きていかなくちゃならないことを痛感させられました。

大変だったですね。
逆(自分が倒れる方)なら良い?ですが焦るでしょうね。
本当によかったです。
お互いお母チャン大事にしましょ。

あかべーさん>
ありがとうございます。
逆だったら、女手一つで巨体を横にするだけでも相当苦労するでしょうね。(爆)
笑い事じゃないとは思いますが...。
ほんと大事にしなくちゃとしみじみ思いました。

いやぁ、大変でしたね。 すぐに回復されたとのことでよかった。
何はともあれ『お腹すいた』って言ってくれればホッとしますよね。
これからは鼾など気にせずお隣でお休みください。(*^^*)

スパ郎さん>
ありがとうございます。
「お腹空いた。」には心底ホッとしましたよ!
しばらく同じ部屋に寝ていない間に、敵も相当鼾をかくように成長したらしいんです。(笑)

なんと!

ぶっ倒れることだけでも相当大事ですが。
処置が間に合って、本当に良かったです。

当人は治るとケロッとしているもんとはいえ、原因物質が特定できないと、何を口にするにも怖いでしょうから、はやくわかるといいですね!

でも、お腹は空くんですよね~

うぞっさん>
血液検査、かなり色々なアレルゲンを調べるみたいです。
だからちょっと時間がかかるみたい...。
その間は海のものは敬遠しておこうと言う事になってます。

アニサキスだと加熱してもアレルゲンになるので厄介です。
自分の場合、体調で出たり出なかったり。
アレルゲンが分かると対処の方法も分かるので、血液検査の結果待ちですね。
アナフィラキシーショックは命に関わるので、救急車対応で大成果でしたね。
お大事に&お疲れ様です。

まるかつさん
奥様がご無事な様子、最後まで読んでほっとしました。
私も色々な魚を食べさせているので、他人事とは思えませんでした。

アッキーさん>
アニサキスアレルギーだと生きていても死んでいても、生でも加熱でもNGらしいですね。それにアニーにやられているかどうかも魚種で判断できないので対応が難しそうです。
同じ魚でも出たりでなかったりするのでリスクが高そうです...。

ヤンさん>
ありがとうございます。
奥方様より何倍も魚を食べているまるかつが平気で、食べ方が少ない奥方様が発症するのだから不条理ですよ。
ヤンさんの所も魚食中心でしょうから気を付けてね。

とりあえず元気になられて良かったです。
今までアレルギーって簡単に考えていました。
読んでいる途中もし家族がこのような状態になったら
冷静に対処できるかと考えてしまいました。

奥様をお大事になさってください。

ポン太さん>
ありがとうございます。
誰にでも起きるかのうせいのある、身近な危険ですね。
特にアニサキスアレルギーは魚を良く食べる我々には相当なリスクだと思います。新鮮だから大丈夫という訳にいかない所が怖いです。